とあるエンジニア系ライダーの日常

Webエンジニアの話、バイクの話

デブサミ関西2016に行ってきた

Developers Summit 2016 KANSAI #devsumi

デブサミ関西に行ってきたので感想をまとめ。

なぜか基調講演が1番おもしろかったのでとりあえずそれだけ紹介。

基調講演

鈴木雄介さん

グロースエクスパートナーズ執行役員

日本Javaユーザーグループ会長

クラウドって仮想サーバーのことだけじゃないよね

1.インフラの仮想化 IaaS

仮想インフラによってインフラを所有から利用へ。

2.ミドルウェアの仮想化 PaaS

AWS RDSみたいにミドルウェアもその部分だけを利用できる。
データベースサーバーを借りるのではなくデータベースサービスを借りる。
バックアップとかクラスタかも考えなくていいはず。
その為に積極的にプラットフォームの制約は受け入れる!
フレームワークのように、あと何年かするとそれが当たり前になると。

3.システム構成のコード化

ChefとかAnsibleみたいなの。

 

それら3つが揃って本当にクラウドだよねって話だった。
IaaSだけではクラウドと言えのるか?というのがおもしろかった。
企画→開発→運用 がクラウドの方が早い!


クラウドの進化の紹介

2001年アジャイルソフトウェア開発宣言

「企画→開発」の効率化

2006年クラウド
2009年:DevOps

「開発→運用」の効率化

データセンターの移行にスクラムを導入したところから。

変更と安定稼働は相反する

DevOpsというよりOpsをなくすって考えっていう話がおもしろいw

2010年:多様なリリース方法

ブルーグリーンデプロイメント

本番環境を2つ用意して切り替えるやり方。

カナリアリリース

一部のユーザーだけに特定のバージョンを提供する。

って、やってたけどそんな呼び方するって知らなかった。

2012年:カオスモンキー

NetFlixが使っている。

本番環境をランダムにダウンさせる製品。

インフラの自動化のテストをするため、

自動復旧を観測する。

まじか!データセンターまるごと落とすとかもするらしい。

2014年:マイクロサービスアーキテクチャ

大事だよなぁ。影響範囲を減らすの。

システム全体を単一の構成で作ると技術の切れ目でチームを構成しがち。

コンウェイの法則)

それに対して、システムをサービス同士の連携で実現する。

サービスレベルでチームを構成する。

 

APIさえ変わらなければいい。

だからアジャイルがやりやすい。

 

あと、MSAに再構築は愚か!今から始められる。

少しずつ取り入れるのを始めるべきってのには共感した。

確かにちょっとずつ切り出していくのが1番良さそう。

 

そして、ここでドメインモデルが出てくる。

業務領域で分ける。正解はない。。。難しいよねDDD。

 

全てはアジャイルからはじまった。

「この年表のどの時点にみなさんはいますか?」

って言うのがカッコ良かった。

クラウド時代のデベロッパ

アプリとインフラは不可分に。両方コード化している。

何をコーディングして何をコーディングしないのか。

システム開発からサービス運営へ

企画→開発→運用の全てでエンジニア!!!

スペシャリスト:特定領域の専門家

ジェネラリスト:専門家を繋いで価値に繋げる

どちらを目指すか、戦略を考えて先へ進んで行かないといけない。

ビジネスの中心にエンジニアがある。

エンジニアにもコミュニケーション、プレゼン、チームビルディング能力が必要。

特にジェネラリストに必要。

個人でシステムをつくり上げるのは不可能に近い。

 

スキルを縦か横に拡げるという話だった。

この話にはすごい悩まされた。

自分のスキルはどっちかというといつも横に広がっていっているな。

どっちかというとジェネラリスト向きなんだろうなと思った。

しゃべるのも好きだし。その方向だとそういう方向にどう拡げるか

考えないとなー。

 

この講演の内容はクラウドファーストアーキテクチャ設計ガイドで読めるらしいです!笑